【トピック/ エポック】東京マラソン2013 世界最高峰の大会の一つに

東京で3つの楽しみ方

2月24日に開催された「東京マラソン2013」。同大会は、2007年から始まり今回で7回目。特に今大会から、世界のトップレースで組織する「ワールドマラソンメジャーズ(WMM)」に加入したことで、一層世界的な評価や注目度が高まり、名実ともに世界のトップレースの仲間入りを果たした。

WMM とは、ボストン(4月開催)を皮切りに、ロンドン(4月開催)、ベルリン(9月開催)、シカゴ(10月開催)、ニューヨークシティ(11月開催)の各マラソン大会と、オリンピック、世界選手権の成績をポイント化し、総合優勝者を決める世界規模のツアー。2013年以降のWMM は、東京からスタートすることになる。

そもそも東京マラソンは、世界のトップランナーと市民ランナー合わせ3万6000人が、東京の観光名所を巡る大会。ランナーだけでなく、大会をサポートするボランティア、沿道の応援者が一体となる大会は、「東京がひとつになる日」とも言える。

また大会はマラソンだけでなく、10km コースも設けられているほか、視覚障害者・知的障害者や車いすの参加者がいるのも特徴だ。

大会を主催する、一般財団法人東京マラソン財団のロゴマークも、「東京がひとつになる日」を示すように、「走る喜び(ランナー)」、「支える誇り(ボランティア・チャリティ・スタッフ)」、「応援する楽しみ(沿道の観衆・テレビ視聴者)」を、東京マラソンを支える3つの要素を3つの柱として表現している。

今大会の優勝者は男子がデニス・キメット選手(ケニア)、女子がアツェデ・ハブタム(エチオピア)だった。

またボランティアは1万人以上が参加し、給水や設備・備品、救護、車両、沿道対策などで、国際大会の東京マラソン2013を支えた。

東京都庁をスタートし、飯田橋、皇居前から日比谷、品川から銀座、日本橋、浅草雷門を回り、築地、豊洲からゴールの東京ビッグサイトまで、まさに東京の観光名所を回る東京マラソンは、世界ツアー大会の一つとして、今後も首都東京で開かれる国際大会として注目されそうだ。