当協会は、10月16日に襲来した台風26号の、集中豪雨による土砂災害で大きな人的・物的被害を受けた伊豆大島(大島町)に、災害時における応急対策業務に関する協定に基づき東京都からの要請を受け、オペレーター付き建設機械や、資材支援を行った。
土砂災害発生翌日の10月17日に東京都から建設機械派遣要請を受け、18日からブルドーザー、油圧ショベル・グラップルなど建設機械9台と10t ダンプ2台を初弾として輸送、自衛隊と東京消防庁のもとで、行方不明者捜索とガレキ処理に携わった。また、土のう1万5000袋やサンドポンプ、発電機など、60品目を超える資材も東京都出先機関の大島支庁や大島町に搬入、応急作業などに使われた。
ガレキ処理に携わる当協会支援の建設機械は、協会支援を明記したステッカーを張って作業を行った。
今回の土砂災害では、東京都からの資機材提供要請に応えるため、17日に「災害対策協力本部」を立ち上げ、協力支援体制を整備し、災害対策部会を中心に対応した。
当協会は、建設機械や資材について、複数次にわたって支援を行った。
家屋・施設を倒し流れた土石・木を、自衛隊や建設企業の重機が協力して除去に当たる |
被災地に届いた土のうは、直ちにあらゆる場所で利用された |
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被災地の土砂・倒木の除去に携わ当協会派遣車両 |
大島町の土砂災害発生状況。流木を伴う大規模な泥流が甚大な被害を もたらした(国土地理院データ、国土交通省『平成25年台風第26号土砂災害の概要《第2版》』から作成) |