首都高速道路の大井ジャンクション(湾岸線→羽田線)経路が今年6月8日から2019年9月末までの長期通行止めに入っている。40カ月にわたる長期通行止めは、高速1号羽田線の大規模更新事業(造り替え、東品川桟橋・鮫洲埋立部)の一環として行う迂回路設置のために、既存の大井ジャンクションの一部が支障となるためだ。
現場では工事用地の造成が進む。この上空に新しい道路が架けられる。 |
高速1号羽田線の更新(造り替え)は、1963年開通から半世紀を経て、首都高速道路(株)にとって初めての大規模更新事業。1日平均約7万台の通行利用を通行止めにすることなく、まず迂回路を設置して、最終的に造り替えた更新路線に再び交通を切り回す予定だ。その過程で大井ジャンクションも造り替えるために、通行止めにする。通行止めが行われるのは湾岸線から羽田線へ向かう経路で、湾岸線から中央環状線(山手トンネル)方向は利用できる。
1964年の東京オリンピック開催に合わせて整備された首都高羽田線を始め、昭和の高度成長期以降の生活と経済を支えたインフラは、次世代を支える役割を担うため、今後も続々と大規模更新を迎える。