リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックの日本代表選手団によるパレードが10月7日、銀座周辺で行われた。オリンピックとパラリンピックのメダリスト(計87人)による合同パレードが行われるのは初めて。当日は、パレードスタート前に、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の事務所がある虎ノ門ヒルズ近くで式典を行ったあと、銀座八丁目交差点から日本橋室町の三井不動産本社前まで、中央通り約2.5㎞をパレード。沿道には4年前のロンドン五輪後のパレード50万人を大きく上回る80万人(主催者発表)が集まり、メダリストの凱旋を祝った。
一方、国土交通省は今年1月から10月30日までに日本を訪れた外国人旅行者数(インバウンド)が、暦年で初めて2000万人を超えたと発表した。すでに政府は、東京で五輪が開かれる2020年のインバウンド目標数を4000万人とこれまでの目標から倍増させている。パレードのバスやトレーラーを迎える沿道の観客の中には、訪日旅行者の姿も見られた。開催まで残り4年を切った東京オリンピック・パラリンピックに、内外の関心はさらに高まりを見せるだろう。