東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の聖火リレーが3月25日、福島県からスタートした。7月23日の五輪開会式まで121日間、約1万人のランナーが掲げた「希望の灯」は全国47都道府県を巡る。
初日の3月25日、南相馬市では東日本大震災の復興事業に携わった、建設企業の代表、技能者、女性技術者ら10人で構成する「オリンピックと復興を支える建設業チーム」が、市役所からの約200mを聖火とともに駆け抜けた。
先頭ランナーを務めた(一社)東京建設業協会相談役(前会長)の飯塚恒生東急建設㈱代表取締役会長は走る直前、「復興に関わった人々にも感謝の気持ちを込めて走り通したい」と思いを語った。建設業チームは、「復興五輪」に位置づけられる東京大会の意義を踏まえ結成。メンバーは、(一社)日本建設業連合会、(一社)全国建設業協会、(一社)全国中小建設業協会、(一社)建設産業専門団体連合会――の参加団体・会員企業から選出された。
新型コロナウイルス感染拡大を理由に1年延期された東京五輪は3月、海外からの観客を受け入れずに実施することが決定したが、競技場周辺の交通対策の考えは昨年と同様であるが、工事調整の取扱方針は今後更新予定と伺っている。会員の皆様へは、今後とも適宜情報提供に努めていきます。
トーチを持って走る飯塚相談役 | 「オリンピックと復興を支える建設業チーム」のみなさん |