2021年7月23日、東京2020オリンピック競技大会が幕を開ける。東京での開催は、1964(昭和39)年以来57年ぶり2度目。また8月24日からはパラリンピック競技大会も開かれる。2013年9月に開催都市が東京に決定してから8年、世界中に広がった新型コロナウイルス感染症により、様々な制約を受けたが、いよいよ開催されることになった。東京2020五輪・パラリンピックは、大会開催で生まれる有形・無形の残すべき遺産=レガシーとして次世代へ何を残していくのだろうか。大会の開催に備える主要競技会場などの様子を写真で見る。
青海側から見た夢の大橋(聖火台設置予定付近) | 交通規制が始まっている丸の内エリア |
五輪マークのモニュメントが目を引く国立競技場付近 |
旧国立競技場にあった 前回の東京オリンピックの聖火台 |
飾り付けを終え、あとは開催を待つのみの台場駅 |
開催決定の瞬間 すべてはここから始まった(東京商工会議所) |
● オリンピック
● パラリンピック
国立競技場 日本伝統建築の特徴である「軒庇(のきびさし)」を外周に設けることで日本らしさを演出した。軒庇には47都道府県から調達した杉(沖縄県のみ琉球松)を使用している。すべて森林認証を取得し、環境への配慮が認定された木材だ。 ● 開会式・閉会式/陸上/サッカー ● 開会式・閉会式/陸上 |
国立代々木競技場 日本を代表する建築家・丹下健三氏による設計で、丹下氏の代表的作品としても名高い。前回(1964年)大会のレガシー施設の代表で、現在でも高い評価を受けている。独特の曲線美を持つ屋根が大きな特徴。 ● ハンドボール ● 車いすラグビー/バドミントン |
選手村(中央区晴海) |
東京アクアティクスセンター 都立辰巳の森海浜公園に新たに整備した施設の一つ。国内最大級の観客席(東京2020大会時は約1万5000席、大会後は約5000席)を備える、世界最高水準の水泳施設。 ● 水泳(競泳、飛び込み、アーティスティックスイミング) ● 水泳 |
有明アーバンスポーツパーク ウォーターフロントエリアの有明北地区に整備。自転車競技のBMXレーシングやスケートボードなど、若者向けの新しい競技の舞台となる。 ● 自転車競技/スケートボード |
有明アリーナ 有明北地区に新しく整備されたアリーナ。観客席約1万5000席の規模を活かし、大会後は国内外の大規模な各種競技大会のほか、コンサートや文化イベントなどを提供する、新たなスポーツ・文化の拠点施設になる。 湾曲した屋根には、反射した太陽光が周辺のタワーマンションに差し込むことを防ぐ効果がある。 ● バレーボール ● 車いすバスケットボール |
有明体操競技場 大空間を演出する木アーチ梁の大屋根を始め、観客席や外構などに木材をふんだんに使用。大会施設の中では国産木材の使用量が2300m3と最も多い。 写真下の2枚は木アーチ梁の大屋根。 ● 体操、新体操、トランポリン ● ボッチャ |