建設現場での新型コロナウイルス感染症拡大防止徹底を進める建設企業にとって、夏場は熱中症予防対策が必要な季節でもある。東京労働局は7月、熱中症予防対策会議を開き、東京建設業協会など参加団体に熱中症撲滅を要請。また東京労働局は9月末まで厚生労働省公式ユーチューブチャンネルで、熱中症予防対策ウェブセミナーも開催している。
建設現場では、屋外での単独作業もしくは他の作業員と十分な距離が確保できる場合、厚生労働省は作業中のマスクなどの着用は不要との見解を示している。ただ一方で、着用の必要性の有無は場面ごとに違うとし、着用場面の特定を管理者に求めていることにも注意が必要だ。
また環境省は、LINE公式アカウント「環境省」を開設、熱中症警戒アラート発表や暑さ指数情報などの配信も始めている。
出典:厚生労働省リーフレット「建設現場における熱中症予防と新型コロナウイルス感染防止」 |