東京都が「TOKYO強靭化プロジェクト」で提起した5つの危機の一つ「地震」に対して打ち出したのが、〝大地震があっても「倒れない・燃えない・助かる」まちをつくる〟です。いつか起こり、甚大な被害を及ぼす地震では、「建物倒壊のおそれ」、「大動脈の道路が通行できなくなるリスク」、「上下水道が使えなくなるリスク」が想定されています。
そのため、「倒れない・燃えない・助かる」まちの実現に向け、▷緊急輸送網の確実な確保▷木造密集地域改善▷耐震化などで倒れない・壊れないまち形成▷地震後の住宅・インフラ・生活の持続性確保▷島しょにおける耐震・津波対策――をプロジェクトの柱に掲げています。そのなかで、けん引役であるリーディング6事業について紹介します。
図の出典:TOKYO 強靭化プロジェクト(全文)東京都 ※以下同様 |
出典:TOKYO 強靭化プロジェクト(全文)東京都 |
今月号は、「東京に迫る5つの危機」のうち、「地震」のリーディング6事業を取り上げました。
次回8・9月号では「火山噴火」のリーディング事業を取り上げます。