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オフィス・家庭におけるCO2削減

エコライフ

京都議定書で約束された6%の削減目標を実現するためには家庭からの排出量で年間3,700万t、オフィス等からの排出量で年間7,300万tの削減が求められています。
このような中、業者数52万社強、就業者数528万人(全産業の8.3%)を抱える建設業界におけるオフィス・家庭での取り組みは非常に重要となります。
地球温暖化を防止するためには、私達一人一人の取組み意識が大切です。
ちょっとしたことで、家庭やオフィスの中でもエネルギーの消費を抑えることができます。
エネルギーの消費を抑えれば、二酸化炭素の排出量を減らすことができ、さらにコストも抑えることができます。
エネルギー消費を抑える生活は体に良い事もたくさんあります。
今、自分のライフスタイルを見直し、地球にやさしく、家計や体にもやさしい生活を送る努力が求められています。

オフィス・家庭から排出されているCO2の割合

国内全体のCO2排出量に対して家庭からの排出割合は13%、民政(業務)部門からの排出割合は18%となっており、合わせて30%近くを占めています。
このことからも地球温暖化を防止するためには家庭・オフィスにおけるエネルギーの消費を抑えることが重要と言えます。

出展:温室効果ガスインベントリオフィス
全国地球温暖化防止活動推進センターより

家庭から排出されるCO2の内訳で多いもの

家庭の中でも照明・家電から排出されるCO2の量が30%と多くを占めています。

出展:温室効果ガスインベントリオフィス
全国地球温暖化防止活動推進センターより

CO2を削減するための行動

オフィス活動については、政府がすすめる温室効果ガス排出抑制指針に従うこと、家庭においては環境省がすすめる国民1人、1日、1kgのCO2削減やエコ・アクション・ポイント(※)の取得などの活動を実行することが大切です。

▼オフィス編

政府がすすめる温室効果ガス排出抑制指針では、利用設備を以下のように分類し、それぞれのCO2削減対策を示しています。

  • 熱源設備・熱搬送設備
  • 空調設備・換気設備
  • 給排水設備・給湯設備・冷凍冷蔵設備
  • 発電専用設備・受変電設備・コージェネレーション設備
  • 照明設備
  • 昇降機設備
  • 事務用機器等
  • 建物
  • BEMS(ビルエネルギー管理システム)

詳細については、環境省ホームページの「温室効果ガス排出抑制等指針」をご覧ください。

▼家庭編

国民1人あたり1日に排出するCO2の量は平均で6kgと言われています。
削減行動によって1日に減らすことができるCO2の量を行動毎に表すと下表になります。

項目行動削減CO2
温度調節冷房設定温度を26℃から28℃へ83g
暖房設定温度を22℃から20℃へ96g
水道の使い方風呂の湯を利用して身体や頭を洗い、シャワーを使わない371g
シャワーの使用時間を1日1分短くする74g
風呂の残り湯を洗濯に使う7g
入浴は間隔をあけない86g
商品の選択古いエアコンを省エネタイプに104g
古い冷蔵庫を省エネタイプに132g
白熱電球を電球形蛍光ランプに45g
自動車の使い方アイドリングを5分短縮63g
通勤や買物の際にバスや鉄道、自転車を利用180g
発進時にふんわりアクセル「eスタート」207g
加速の少ない運転73g
買い物袋とごみ袋マイバック持参、省包装の野菜を選ぶ62g
水等持参、ペットボトル使用削減6g
ゴミの分別徹底、廃プラスチックリサイクル52g
リターナブル瓶の商品を選ぶ98g
電気の使い方冷房利用1時間減26g
暖房利用1時間減37g
主電源をこまめに切って待機電力節約65g
ジャーの保温止める37g
夜中のジャーの保温止める37g
ご飯は保温するよりレンジ解凍1g
電球(電球形蛍光ランプ)の点灯時間短くする2g
テレビを見ない時は消す(ブラウン管)13g
使わないとき温水洗浄便座のフタを閉める15g
温水洗浄便座の便座暖房の温度を低めに設定11g
冷蔵庫の扉を開けている時間減らす3g
1日1時間のパソコン利用減らす(デスクトップ型パソコン)13g
1日1時間のパソコン利用減らす(ノート型パソコン)2g
その他太陽光発電を新規設置670g
太陽熱利用温水器を新規設置408g
屋上緑化を新規導入107g
冷蔵庫を壁から適切な間隔で設置19g
冷蔵庫にものを詰め込み過ぎない18g
ガスコンロの炎をなべ底からはみ出さないように調節する5g
やかんの底やなべ底の水滴を拭き取って、火にかける1g
食器を洗う時ガス給湯器の設定温度を低くする29g
高効率給湯器(CO2冷媒ヒートポンプ型)に買い替える607g
高効率給湯器(蓄熱回収型)買い替える208g
出展:チーム・マイナス6%「めざせ!1人、1日、1s CO2削減」

※環境省 エコ・アクション・ポイント事業
環境省では、家庭部門の温室効果ガスを削減するため、国民に身近で、分かりやすい形で、一人ひとりの取組を促すエコ・アクション・ポイント事業を推進しています。
平成20年度にモデル事業を実施し、その成果を踏まえ、平成21年度からの本格展開を目指しています。

エコ・アクション・ポイントとは
経済的インセンティブを付与することにより、消費者による温暖化対策型の商品・サービスの購入や省エネ行動を誘導する仕組みです。
温室効果ガス排出削減に資する「温暖化対策型商品の選択」や「省エネ行動」に対して、その多寡に応じてポイントが付与され、貯まったポイントで、様々な商品・サービス等へ交換ができます。
詳細はこちら
導入事例

エコドライブ

警察庁、経済産業省、国土交通省、環境省の4省庁で設置する「エコドライブ普及連絡会」では『エコドライブ10のすすめ』を策定し、エコドライブの普及・推進に努めています。
各ご家庭ですぐにでも実践できるエコドライブの方法です。

エコドライブ10のすすめ

  • ふんわりアクセル『eスタート』
  • 加減速の少ない運転
  • 早めのアクセルオフ
  • エアコンの使用を控えめに
  • アイドリングストップ
  • 暖機運転は適切に
  • 道路交通情報の活用
  • タイヤの空気圧をこまめにチェック
  • 不要な荷物は積まずに走行
  • 駐車場所に注意

ガソリン節約のコツ

運転前タイヤの空気圧をチェック
不要な荷物は乗せない
運転ルートのチェック
暖機運転をやめる
運転中ゆっくり発進する
エアコン温度は控えめに
早めの減速
アイドリングストップ
運転後車内が暑くならないように(日陰駐車、サンシェードの活用等)
乗り込み時は車内の熱気を逃してからエアコンを入れる

低公害車の利用

現在、これまでの車よりもCO2の出る量が少ない車や、排気ガスのクリーンな車が開発されていますので、積極的に利用しましょう。自動車税も安くなります。

実用段階にある低公害車電気自動車電池に貯めた電気でモーターを回転させて走ります。排出ガスが一切なく、騒音や振動も小さくなります。
ハイブリッド自動車ガソリンエンジンと電気など他の動力を組み合わせて走ります。それぞれの良い部分を利用して排出ガスを減らし、燃費を向上させています。
天然ガス自動車天然ガスは、燃やしてもガソリンに比べて二酸化炭素や公害の原因である窒素酸化物が少ししか出ないクリーンなエネルギーです。
メタノール自動車アルコールの一種であるメタノールを燃料とする車で、黒煙が排出されません。メタノールは都市ゴミやバイオマスから合成でき、リサイクル性も備えています。
次世代低公害車燃料電池自動車燃料である水素と空気中の酸素を反応させて発電し、その電気でモーターを回転させて走ります。車から排出されるのは水だけなので、無公害です。

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