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3. BIM/CIMの活用

様々なシーンにおいてBIM/CIMの活用が進んでいるが、活用方法を示す前に、国土交通省の資料にあるBIM/CIM活用工事におけるリクワイヤメントを知っておく必要がある。このリクワイヤメントはいわゆる要求事項であり、施工段階での要求事項は下記の4点を項目とされている。
 1.BIM/CIMを活用した監督・検査の効率化
 2.BIM/CIMを活用した変更協議等の省力化
 3.リスクに関するシミュレーション(地質、騒音、浸水等)
 4.対外説明(関係者協議、住民説明、広報等)
これら4つから選択式とされている。

図3-1 令和3年度BIM/CIM工事のリクワイヤメント
図3-1 令和3年度BIM/CIM工事のリクワイヤメント
出典:国土交通省「令和5年度のBIM/CIM原則適用に向けた進め方」

一般的に3Dモデルは④の対外説明に使用されていることが多いが、同様の活用として②の変更協議等の省力化にも使用されている。また、③のリスクに関するシミュレーションでは括弧書きで地質、騒音、浸水等とされているが、施工時のリスクをフロントローディングさせるためにVR活用も増えている。
VR活用事例としては、協力業者向けには、立案された作業計画や作業手順の妥当性を事前に確認することが可能だ。また元請での活用としては、仮設材計画の確認や各施設等との離隔の確認、また未経験者へは、未来の現場をVRで見せることでイメージさせ、必要な手順等を検討するのにも役立つ。現在では手軽にVRが可能となったため、手軽に3次元モデルを作成し、時間軸を含め4Dモデルとし、その中の世界にVRで入ることでより一層のリスク検討、そしてフロントローディングを可能とされる。

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